ようやくこの時期らしいキリッとした空気から清々しさを感じるころとなりました。
先日、遠州茶道宗家の点初めに初めて寄せていただきました。
お正月ということもあり、華やかな室礼やいらした方々のお召し物から新たなる年の始まりの熱量を感じました。
今年は東京でオリンピックが開催されるので、日本よ頑張れという思いを込めた道具組み。
やはり、大名茶というだけあり、風格のある唐物や高麗物が多く華々しい雰囲気から、
流儀による好みの違いを感じられて色々と勉強になりました。
そして、江戸時代の茶の湯は、今以上に身分ごとに大名茶、公家茶そして町人茶と道具の好みも全く異なったからこそ、今まで伝わる茶道具のバリエーションの多さへとつながるのだろうなと、その時代背景の奥深さを改めて感じました。
道具に学ぶ一年の始まり、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(A)