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Arte Classica by Ishiguro Gallery

The Lost Recipe ~失われたレシピを求めて〜

 

キラキラとした春色の陽射しに、心なしかワクワクとするころとなりました。
アルテクラシカ店長の荒木香奈です。

 

本日より企画展「The Lost Recipe」〜失われたレシピを求めて〜が始まりました。

 

 

日本人の美意識により取り上げられ、注文もされた高麗茶碗を忠実な再現に挑む陶芸家清水久嗣さんは、韓国にも登り窯を構え、粘土や原料も現地で調達し作陶をしています。古のかけらに触れながら、どのように作ったのだろうと思いを馳せながら、じっと観察をする。そうすることで、学ぶことは沢山あるそうです。

 

完成された本歌があり、それを再現することは、自由な形でオリジナルの釉薬を作るよりも道のりは長く遠いもの。清水さんのお話から、気が遠くなるような過程を経て、あれこれと試行錯誤しながら茶碗を作る、そのひたむきな姿勢に感心するばかりです。

 

清水久嗣さんは、15日(木)16日(金)と在廊されます。

高麗茶碗を熟知された清水さんのお話はとても興味深く、なるほどと腑に落ちることが沢山。

 

この機会に、是非お出かけください。

茶碗共々、心よりお待ちしております。

 

 

– The Lost Recipe 〜失われたレシピを求めて〜

2018年3月14日(水)ー 25日(日)12:00-19:00
会期中は通常通り月火定休となります

 

 

企画展のご案内

 

春の気配をそこかしこから感じるころとりました。

 

こんにちは、アルテクラシカ店長の荒木香奈です。

 

アートフェア東京2018終了後、アルテクラシカにて、陶芸家清水久嗣氏の茶碗展が開催されます。

 

かつて江戸時代初頭に朝鮮半島で盛んに焼かれた茶碗が高麗茶碗。それは、日本人の美意識により取り上げられ、その後注文もされました。しかし、その高麗茶碗の釉薬の調合や粘土の質、焼成方法など資料が残っているものはありません。その失われたレシピを追って、当時の高麗茶碗の忠実な再現に挑む陶芸家がいます。それが、清水久嗣(しみずひさし)氏です。父日呂志氏に師事し、韓国各地を歩き研鑽。その後、日本と韓国に窯を構え、高麗物へと近づけるべく作陶しています。

 

 

失われたレシピを想いながら、清水さんの茶碗を辿るのも良いものですね。

 

清水久嗣さんは、14日(水)15日(木)16日(金)在廊されます。

 

是非とも、ご高覧ください。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

 

– The Lost Recipe 〜失われたレシピを求めて〜

 

2018年3月14日(水)ー 25日(日)12:00-19:00

会期中は通常通り月火定休となります

 

抹茶茶碗 ArteClassica アルテクラシカ 展覧会

 

 

青木良太さんの茶碗に想う

 

桜の樹全体が、ほんのりと頬紅をさしたように明るくなるころ。
こんにちは、アルテクラシカ店長の荒木香奈です。

 

先日のアートフェア東京2017では、過去最高の来場者数となる57,800人の皆様がご来場され、大盛況のうちに閉幕いたしました。アルテクラシカのブースにも、古美術のお好きな方、現代美術のお好きな方など、多くの方々にお越しいただき、やきものについて熱い思いをお話し下さったり、コンセプトに共鳴して下さったりと、数々のご縁をいただきました。心より御礼申し上げます。

 

現在、アルテクラシカでも「VS THE CLASSICS vol.2」を開催しております。
進化し続ける気鋭の陶芸家青木良太さんと江戸時代の茶碗を扱う古美術商石黒宏一郎のコラボレーションで生まれる、未だかつて見たことのない「今の時代の茶碗」。

 

今から後世大切に愛玩されるような作品に携わりたいという石黒の熱い思いと、青木さんの作り手としての熱い創造力が結晶となった茶碗をご紹介いたします。

 

 

溶岩手茶碗

力強く大地の鼓動を感じる釉薬の景色が、なんとも美しく、抹茶の緑とのコントラストに心踊る茶碗。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

 

茶碗の腰から高台にかけて、金彩、銀彩がそれぞれに施されています。

 

陰翳礼讃のごとく、灯火のもとで眺める溶岩茶碗は、まさに目の前に造形物が在ることを視覚と触覚から感じられ、光と影が織りなすゴツゴツとしたものをしっかりと意識しながら、愛でる愉しさがあります。

 

 

そんな茶碗を携えて、夜桜のもとで一服いただくのも、良いものですね。
溶岩手茶碗は、是非とも、手に持って、その感触を指で記憶していただきたい一碗です。

 

茶碗ともども、心よりお待ちしております。

 

 

「VS THE CLASSICS vol.2」

2017.3.22(水)ー4.9(日)
12:00〜19:00(会期中は通常通り月火定休となります)

 

「VS THE CLASSICS」に想う

 

 

チーチョロチーチョロとさえずる鳥の声から春を想う頃となりました。

こんにちは、アルテクラシカ店長の荒木香奈です。

 

眠っていた大地が動き始め、寒さも和らぎ何処かへお出かけしたくなる今日この頃。

 

3月17日(金)より3日間、東京国際フォーラムで開催される「アートフェア東京2017」で、お気に入りの作品を見つけてみませんか?古今東西、古美術や工芸、近代美術や現代アートまで、様々なジャンルの国内外150を超えるギャラリーが一堂に出展いたします。

 

アルテクラシカも、今年は「VS THE CLASSICS」というタイトルで出展いたします。
進化し続ける気鋭の陶芸家・青木良太と、江戸時代の茶碗を扱う古美術商・石黒宏一郎が目指す、未だかつて見たことのない「今の時代の茶碗」。古くから愛玩されてきた茶碗に学び、現代だからこそ表現出来る釉薬を追求した茶碗と、江戸時代の茶碗、両者をひとつの空間で対峙する、アルテクラシカならではの展示となっております。

 

アートフェア東京2017終了後は、アルテクラシカでも「VS THE CLASSICS」を開催いたします。

 

茶碗ともども、皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

 

– アートフェア東京2017
東京国際フォーラム B2F 展示ホール ブースNo. N18
2017.3.17(金)ー19(日)
17日(金)13:00ー20:00 / 18日(土)11:00ー20:00 / 19日(日)10:30ー17:00

– アルテクラシカ
2017.3.22(水)ー4.9(日)
12:00ー19:00  *会期中は通常通り月火定休となっております

 

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ 展覧会

土に想う

 

梅雨の合間の晴れた空は、なんとも心地よく、清々しいころですね。

こんにちは、アルテクラシカ店長の荒木香奈です。

 

ふわっとした青空を眺めながら、朝の一服。そんな時にいつも思うことがあります。
「茶碗は、抹茶がないと始まらない。抹茶は、茶碗がないと始まらない。」と。

 

 

今回で、3年目を迎える陶芸家青木良太さんとの抹茶茶碗コラボレーション。毎年更なる茶碗へと深化をし続け、いつもワクワクとさせてくれます。

 

やきものは、様々な工程を経て、最後は自分の手から離れ火に託します。火に託すことにより、自然にうまれる釉薬の熔け具合が、思いのほか美しい景色になり、偶然の産物となることがあるからこそ、面白いやきもの。そんな魅力が満載の抹茶茶碗をご紹介いたします。

 

 

前回に引き続き、青木さんの定番作品、王様たちのワイングラスと同じ釉薬を使った、王様シリーズ。

 

赤金瓷波海形茶盌
深い臙脂色、美しくも優雅な貴婦人を想います。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

他にも、玉虫色やパール調の水色など、様々な色の茶碗がございます。

 

 

どれも一つとして同じ表情はないものですが、特に焼き上がりがこの上ない茶碗シリーズ

 

深海瓷波海楽茶盌
手のうちに広がる、澄み切った海を想います。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

 

ラグジュアリー瓷茶碗
少し大振りでゆったりとした曲線が美しく、ふくふくと心豊かになる一碗。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte classica アルテクラシカ

 

 

佇まいの美しい茶碗で、抹茶を嗜むのも至福のひとときですね。

 

青木良太さんのプロフィール

1978年富山県生まれ。岐阜県土岐市のスタジオで制作を行う。
年間約15,000種類の釉薬の研究を通じて、金、銀、プラチナ等、陶芸では通常扱うことのない素材を使用し、誰も見たことのない美しい作品を生み出し続けている。国内外で年間開催される多数の個展を中心に現代美術のアートフェアにも参加し、他分野とのコラボレーションも行うなど、陶芸の魅力を世界に伝えている。陶芸家を志す学生や若手陶芸家を集めた交流イベント『夏のイケヤン★』等、陶芸界の活性化となる様々な活動やアプローチを積極的に行っている

 

 

 

木に想う

どんよりとした曇天の中、ふと目にする紫陽花の鮮やかな色に、心潤うころとなりました。

アルテクラシカ店長の荒木香奈です。

 

現在開催している「Invitation to MATCHA LIFE」で、道具一式を一つにまとめる、重要な役割を担う折敷(おしき)。折敷は、懐石道具のひとつで、飯碗汁碗向付(むこうづけ)を載せる為のお盆です。今回、茶碗や茶器など、載せるものに丸い形が多いので、敢えて方形にしてみようということになり、少し古い折敷をサンプルにして、木工作家川合優さんに作っていただきました。形をそのまま写してもらいましたが、木の使い方や出来上がるまでの過程に川合さんの手の跡が見え、古いものにはない、現代の風を感じる作品となりました。

 

 

「栗ヘギ板折敷」

板を割いた時にできた凸凹を生かしたヘギ板。ヘギの部分がアクセントになり、動きが感じられます。

黒漆を塗ることにより、キリリと締まった、美しい漆仕上げ

抹茶茶碗 Arte Claaasica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

アルテクラシカ Arte Classica アルテクラシカ

 

 

栗の木の柔らかな色合いが優しいオイル仕上げ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

川合優さんのプロフィール
1979年岐阜県生まれ。京都精華大学建築専攻卒業後、飛騨や京都で修行を積み、木工の道へ進む。岐阜県美濃加茂市にアトリエを構え、各地で展示会を開く傍ら、針葉樹の魅力を伝えるレーベル『soma』を主宰。

 

「Invitation to MATCHA LIFE」は、6月19日(日)まで開催しております。

お近くにいらした際は、是非お立ち寄り下さい。心よりお待ちしております。

 

 

竹に想う

 

たっぷりと水気を含んだ緑に、心うるおう頃となりました。こんにちは、アルテクラシカ店長の荒木香奈です。

 

 

アルテクラシカで働くようになってから、心を整えて一日を気持ちよくスタートさせるために、お店のオープン前に、一服抹茶を飲むのが日課となっております。そんなひとときに欠かせない道具の一つが茶筅。その産地、奈良県生駒市高山の歴史は古く、室町時代まで遡り、今回お願いをした茶筅師谷村丹後さんは、一子相伝で伝わる20代目、約460年の伝統を受け継いでいらっしゃいます。

 

造形的な美しさが際立つ茶筅は、竹の性質によって削り方を変えたりと素材の声に耳を傾けながら一刀一刀刻んでいく熟練の技が必要とされるそうです。

 

抹茶を点てるための道具として、一切無駄の無い、究極の形。そんな究極の逸品だからこそ、なかなか個性が出しにくいですが、茶筅のかがり糸をカラフルな色にするだけで、なんだか心持ち軽やかになり、日々のお茶が愉しくなる茶筅を谷村さんに作っていただきました。

 

ちょっとしたことですが、茶筅を振るのが楽しくなるものです。

色とりどりの七色。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

茶杓は、煤竹としみ竹の2種類。しみ竹は、成長する過程で何らかの理由で水が竹のなかに入り、そのしみが模様となり、表面に浮き出た竹。それぞれに表情のある景色を楽しめます。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

柄杓は、テーブルで使うためにお湯を受ける合(ごう)や持ち手、柄(え)の大きさ長さを整えて、作っていただきました。
お湯の量を計るためにも日々あると嬉しいです。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

竹の美しさを堪能できる、ちょっといいお道具で抹茶を点てるのもよいものですね。

 

 

谷村丹後さんのプロフィール

1964年奈良県生まれ。関西大学商学部卒業後、大阪にてサラリーマンや輸入雑貨販売店経営を経て、1993年より、奈良県生駒市にて家業に専従し、2006年当代第20代目谷村丹後を襲名。2013年中田英寿氏主催の「REVALUE NIPPON CHARITY GALA with GUCCI」 に佐藤可士和氏、田川欣哉氏と共に参加し、「The Take Fino」を制作出展。2015年経済産業大臣指定伝統工芸士に認定される。

 

 

「Invitation to MATCHA LIFE」は、6月19日(日)まで開催しております。

お近くにいらした際は、是非お立ち寄り下さい。心よりお待ちしております。

 

 

 

菓子鉢に想う

 

湿度を感じる風に、梅雨を想うころとなりました。アルテクラシカ店長の荒木香奈です。

 

空が鼠色に染まる日々、そんなどんよりとした心持ちを一時に青空にする美しい器をご紹介いたします。

 

「光器(こうき)」という透光性の高い白磁に穴を開け、その穴に透明釉を埋めて焼成した蛍手(ほたるで)の技法で独自の繊細で心地よい緊張感のある世界観を構築しつつ、さらなる深遠へと深化している新里明士さん。今回は「光器」と「青器」の鉢を作っていただきました。

 

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

 

青器は、磁土に顔料を練り込み装飾をしたもの。まさに、真っ青な青空を切り取り、立体物にしたような鮮やかさが目をひきます。

 

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

大きな穴と小さな穴の組み合わせは、今回新たなる試み。
宇宙全体を表す円相、限りなく循環し続ける円、丸くくりぬかれた円を眺めていると、遥かなる内省の旅をしているようで、悠々とした心持ちになります。

 

 

今回、菓子鉢として作っていただき、彩り豊かな和菓子が入ると、更に器から放たれる光が幾重にも増し、視覚的にも楽しめます。

 

一点一点、パターンが異なりますので、是非アルテクラシカにてご高覧ください。

 

新里 明士さんのプロフィール

1977年千葉県生まれ。2001年に多治見市陶磁器意匠研究所を修了後、岐阜県土岐市にアトリエを構え、2011年から1年間、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として、アメリカ・マサチューセッツ州にて制作活動を行うなど、国内外を問わず作品を発表している。

 

「Invitation to MATCHA LIFE」は、6月19日(日)まで開催しております。

お近くにいらした際は、是非お立ち寄り下さい。心よりお待ちしております。

 

 

 

茶器に想う

 

そよそよと揺れる緑が、日ごと深くなり、装い軽やかになる頃となりました。
アルテクラシカ店長の荒木香奈です。

 

緑色は、目にも心にも癒しをもたらすといわれておりますが、抹茶の緑も奥深い森を思わせます。
そんな抹茶を、江戸切子の三代秀石 堀口徹さんのガラス茶器に入れてみました。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ 展覧会

抹茶が入ると、小さな針葉樹の森がちょこんと納まっているような印象。なんだか可愛らしい見え方です。表面のカットにより、抹茶がほんの少し入っているように見えますが、実際は茶器いっぱいにぎっしりと抹茶が詰まっております。

 

何も入れず、置いているだけでも美しい茶器。

抹茶茶碗 Arte Classca アルテクラシカ

基本的にはカットのデザインや色模様が自由な江戸切子。堀口さんのカットは、引き算の美しさが際立ち、シンプルゆえの心地よい緊張感が心に響きます。

 

茶器の見どころは、上から見たところも光の輪を感じ、ため息が出る程です。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

カットのバリエーションが他にもございますので、是非アルテクラシカにてご高覧ください。

 

三代秀石 堀口 徹さんのプロフィール

1976年、東京都に生まれる。二代目秀石(須田富雄 江東区無形文化財)に江戸切子を師事した後、三代秀石を継承、堀口切子を創業する。日本の伝統工芸士(江戸切子)認定。伝統工芸のフィールドで培った技術をもとに「工芸」、「アート」の枠にとらわれることなく、制作に取り組む。江戸切子の持つ可能性の幅を広げるべく、時流を意識した創作活動で近年より日本における展覧会はもとより、ニューヨークやパリ、ロンドン・在英日本国大使館など海外での出品なども展開している。

 

「Invitation to MATCHA LIFE」は、6月19日(日)まで開催しております。

お近くにいらした際は、是非お立ち寄り下さい。心よりお待ちしております。

 

サモワールに想う

 

早朝、ちらりと窓を開けると、朝のご挨拶にいそがしくさえずる鳥たちの鳴声にしばし耳を傾けるころとなりました。こんにちは、アルテクラシカ店長の荒木です。

 

現在、アルテクラシカにて開催しております「Invitation to MATCHA LIFE」では、日常的にお気に入りの道具で抹茶を飲む道具一式をご提案しております。

 

そんな中で、一番デザインに悩んだ作品が「南鐐八角サモワール」。ロシアの卓上湯沸かし器として、炭を熱して中のお湯を沸かし、その上にティーポットを乗せて煮出すように、濃いめの紅茶を作り、みんなでお茶を楽しむという一家に必ずある食卓には欠かせない道具のサモワールを、用途は同じで、飾っていても美しいものを金工作家の藤井由香利さんに作っていただきました。藤井さんは、鍛金や彫金による伝統的な確かな技をもとに、茶道具や身近な生活道具など、美しく繊細な形の中に素材の力強さを感じる作品を作っていらっしゃいます。

 

現代の住空間のなかで、テーブルに置いても合う形、また他の作家さんの作品との相性などトータルで見た形を想像しながら、藤井さんに色々な形のデザインを提案していただき、今までになかった八角形に辿りつきました。

 

ぐるりとどこから見ても美しい「南鐐八角サモワール」

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ 展覧会

 

スタンドに、ケトルを乗せアルコールランプを使い、テーブルでお湯を温めておけるので、お話に花が咲いても、心置きなく続けられます。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ 展覧会

 

梨地仕上げの表面は、素材の印象が柔らかな質感と色合いになり、ぬくもりを感じます。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ 展覧会

ケトルの内側を覗いてみると、丁寧な手仕事の跡。見ているだけで、制作する上での大変さが伝わってきます。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ 展覧会

使用する際は、少しケトルを傾けるだけでお湯を柄杓に入れることができます。

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ 展覧会

 

電気湯沸かしポットでも代用できますが、せっかくなので美しい姿のサモワールでお湯を沸かすことを楽しみたいですね。

 

金工作家 藤井由香利さんのプロフィール

2008年に東京学芸大学芸術文化課程美術専攻金属工芸研究室卒業後、2010年に東京学芸大学大学院教育学専攻金属工芸研究室修了。東京都江戸川区にアトリエを構え、鍛金家田中照一氏、彫金家浅井征盛氏に師事しながら、伝統的な技に支えられた茶道具や身近な生活道具など幅広い分野の金工品を制作。

 

「Invitation to MATCHA LIFE」は、6月19日(日)まで開催されております。

 

 

 

Arte Classica | アルテクラシカ。江戸時代及び現代作家の抹茶茶碗を扱う店。

アルテクラシカは、古美術商石黒ギャラリーが根津美術館の向かい側にオープンした、江戸時代(古美術)及び、現代作家の抹茶茶碗を扱うお店です。併せて、現代の生活空間で抹茶を楽しむための、新しいスタイルの茶器・茶筅・柄杓等の取り扱いもしております