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Arte Classica by Ishiguro Gallery

わび・さびに想う

 

 

最近、海外のお客様から「わび・さび」のものを探していると言われることがあります。

 

店頭に並んでいる茶碗は、まさに「わび・さび」を体現したものですが、どうやら日本人が思うニュアンスと若干異なるようで、海外の方にはイマイチぴんとこないよう。「わび・さび」は、無意識のうちに感覚的に理解していて、その意味を言葉で表すとなるとなかなか難しいものです。

 

そんな時に、ある雑誌が目に入り、本を開くと、様々な分野から見た「わび・さび」を紐解いていく内容。それに感化され侘びた感じの風景を日々探しつつ写真に収め、自分が想う「わび・さび」を見つけています。そんな風景をいつか皆さんと共有できればと思っております。

 

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抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

究極のECO

 

ユニクロを運営するファーストリテイリングが使い捨てプラスチックの使用削減に関するグループ方針を策定した。
プラスチック製ケースをやめて再生紙製に切り替えていくとの話。これは環境汚染への懸念に基づいた世界的なECO運動の一環だ。

 

さて、そこでふと思ったのが、我が古美術の世界って、実は究極のECOなんじゃないだろうか、と言う事。古くなった箱とか紐とか、傷んでいても替えずに大切にし、むしろそれを嬉しがっている有り様。
作者不明の古いメモ書きまでも、後生大事にとってありますね。

 

先日、とある茶碗の箱の底に、妙な紙包みを発見。
開けてみると、茶碗を入れる御物袋(ごもつぶくろ)の前の物と思われる裂が、懇切丁寧にたたまれておりました。ゴミを出さずに綺麗に収納しまくる、古美術ワールド。ECOであり、しかもサスティナブル。

 

アルテクラシカでも、勿論、これ、やってます。

 

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抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

平茶碗の粋

葉月到来。早くも下半期突入です。

 

7月はまさに平茶碗の季節ですね。
なぜか、6月よりも8月よりも。

 

平茶碗は点てにくいって言う方、時々いらっしゃいますけど、
野暮な事言わないで下さい。
点てにくいから平茶碗なんです(笑)

 

夏しか使えないって?
だからこそ、いいのです。

 

年がら年中使える季節感のない物、魅力ありますか?
儚いのが日本的なのです。

 

暑い時期に、設えで涼を取り、
茶は敢えて熱いのを啜る。

 

そんな日本人の粋が好きです。

平茶碗、アルテクラシカに並べています。

 

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抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

arte style で一服

 

先日、お客様をお呼びして、江戸時代の茶碗をテーブルスタイルで楽しんでいただきました。

 

今回は、これからの暑い時期に涼やかさを感じる青磁平茶碗。
茶筅を振るうち、程よい加減に温度が下がる平茶碗は、本当に良く考えられているなと思います。茶碗を囲みながら、お客様の印象や、どの時代のものなのかなどやきものの歴史へと話が広がりました。

 

 

お菓子は、鍵甚良房(京都)の「濡れ燕」。今の時季に燕を想う意匠で、黒糖の錦玉から夏のみずみずしさを感じます。抹茶は、松籟園(京都)の「幾久昔」。軽やかな抹茶の香りが喉を潤します。

 

店頭では、季節に合わせて平茶碗を展示しておりますので、青山散歩の際に、是非アルテクラシカにお立ち寄りください。

 

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抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

陰翳礼讃

 

Sunday morning rain is falling
と歌いたくなる日曜日。
こんな週末は古い本を引っ張り出すのも一興。

 

谷崎潤一郎の書いたこの羊羹の文章、ご存知の方も多いかと思います。

 

「かつて漱石先生は「草枕」の中で羊羹の色を賛美しておられたことがあったが、そう云えばあの色などはやはり瞑想的ではないか。玉(ぎょく)のように半透明に曇った肌が、奥の方まで日の光を吸い取って夢みる如きほの明るさをふくんでいる感じ、あの色あいの深さ、複雑さは、西洋の菓子には絶対に見られない。クリームなどはあれに比べると何と云う浅はかさ、単純さであろう。だがその羊羹の色あいも、あれを塗り物の菓子器に入れて、肌の色が辛うじて見分けられる暗がりへ沈めると、ひとしお瞑想的になる。人はあの冷たく滑らかなものを口にふくむ時、あたかも室内の暗黒が一箇の甘い塊になって舌の先で融けるのを感じ、ほんとうはそう旨くない羊羹でも、味に異様な深みが添わるように思う」

(陰翳礼讃)

 

現代ではクリームは浅はかというより大変に人生を豊かにしてくれる色と味かとも思いますが、羊羹の色が美しい、というのは素直にわかる気がします。色、というより質感、なのかもしれない。

 

 

梅雨本番の日曜日。夏越の祓えでもありますね。

 

 

水無月のお菓子も美味しいですが、今日は羊羹よりも冷やした水ようかんと刷毛目の平茶碗で一服、いかがですか。

 

 

アルテクラシカでお会いしましょう。

 

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抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

July 2019 Calendar

 

平素は当店をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。

 

さて、アルテクラシカは、本年度2019年4月1日より、定休日を(月)(木)、(月)(木)が祝日の場合は営業、翌日を休業日とさせていただいております。

 

7月の休業日は下記となります。

 

皆様のご来店を、心よりお待ち申し上げております。

 

【7月定休日】7/1(月)・4(木)・8(月)・11(木)・16(火)・18(木)・22(月)・25(木)・29(月)

 

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

WHY MAKE TEA IN JAPAN?

 

WHY MAKE TEA IN JAPAN?

なぜ日本でお茶を点てるのか?

 

先日、東京オペラシティアートギャラリーで開催されている「トムサックス ティーセレモニー」展に行ってきました。

 

私の友人の現代アーティストが、この展覧会を「壮大なるごっこ遊びだが、揶揄ではなく愛とリスペクトがある。」と評していましたが、本当にユニーク。

 

そもそもお茶って、ワクワクするものです。

M

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

June 2019 Calendar

 

平素は当店をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。

 

さて、アルテクラシカは、本年度2019年4月1日より、定休日を(月)(木)、(月)(木)が祝日の場合は営業、翌日を休業日とさせていただいております。

 

6月の休業日は下記となります。
皆様のご来店を、心よりお待ち申し上げております。

 

【6月定休日】
6/3(月)・6(木)・10(月)・13(木)・17(月)・20(木)・24(月)・27(木)

 

【6月臨時休業日】
6/1(土)

抹茶茶碗 ArteClassica アルテクラシカ 展覧会

May 2019 Calendar

 

平素は当店をお引き立ていただきまして、誠にありがとうございます。

 

さて、アルテクラシカは、本年度2019年4月1日より、定休日を(月)(木)、(月)(木)が祝日の場合は営業、翌日を休業日とさせていただいております。

 

5月の休業日は下記になります。
皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております。

 

 

【5月定休日】
5/7(火)・9(木)・13(月)・16(木)・20(月)・23(木)・27(月)・30(木)

 

【5月臨時休業日】
5/10(金)・17(金)・21(火)

 

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

鯉江良二ミニコレクション展開催のお知らせ

 

「この世に生を受けた物だから、その全てを世に出す。」

 

鯉江良二さんは作品をぼつにしないらしい。。。
例え不出来でも我が子にはかわりはないと言わんばかりだ。
自らの作品へのこの美しい思いに強く胸を打たれた。
作品の魅力の真の根源はこれだったのか、と。

 

店主石黒が、作風と人柄の両方に魅了されて集めた、鯉江茶碗。
たった5碗の、ミニコレクション展。

 

皆さんにこの魅力をどうしても知っていただきたい。
ゴールデンウィーク特別企画。
貴方も必ずや鯉江ファンの仲間入りです。

 

店主 石黒宏一郎

 

 

「鯉江良二ミニコレクション展」

 

会期:4月27日(土)〜 5月12日(日)

*GW中は全日営業、5/7(火)・9(木)・10(金)休業
時間:12:00〜19:00
場所:アルテクラシカ
東京都港区南青山6-1-6 パレス青山1F

 

鯉江良二 簡単プロフィール
1938年生まれ。現在、常滑にアトリエを構える。
陶芸における決まり事や既成概念にとらわれない自由な発想から生まれる独特の作風は、他に類を見ない。日本はもとより、海外でも評価が高い。

 

 

Arte Classica | アルテクラシカ。江戸時代及び現代作家の抹茶茶碗を扱う店。

アルテクラシカは、古美術商石黒ギャラリーが根津美術館の向かい側にオープンした、江戸時代(古美術)及び、現代作家の抹茶茶碗を扱うお店です。併せて、現代の生活空間で抹茶を楽しむための、新しいスタイルの茶器・茶筅・柄杓等の取り扱いもしております