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Arte Classica by Ishiguro Gallery

菓子鉢に想う

 

湿度を感じる風に、梅雨を想うころとなりました。アルテクラシカ店長の荒木香奈です。

 

空が鼠色に染まる日々、そんなどんよりとした心持ちを一時に青空にする美しい器をご紹介いたします。

 

「光器(こうき)」という透光性の高い白磁に穴を開け、その穴に透明釉を埋めて焼成した蛍手(ほたるで)の技法で独自の繊細で心地よい緊張感のある世界観を構築しつつ、さらなる深遠へと深化している新里明士さん。今回は「光器」と「青器」の鉢を作っていただきました。

 

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

 

青器は、磁土に顔料を練り込み装飾をしたもの。まさに、真っ青な青空を切り取り、立体物にしたような鮮やかさが目をひきます。

 

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

抹茶茶碗 Arte Classica アルテクラシカ

 

大きな穴と小さな穴の組み合わせは、今回新たなる試み。
宇宙全体を表す円相、限りなく循環し続ける円、丸くくりぬかれた円を眺めていると、遥かなる内省の旅をしているようで、悠々とした心持ちになります。

 

 

今回、菓子鉢として作っていただき、彩り豊かな和菓子が入ると、更に器から放たれる光が幾重にも増し、視覚的にも楽しめます。

 

一点一点、パターンが異なりますので、是非アルテクラシカにてご高覧ください。

 

新里 明士さんのプロフィール

1977年千葉県生まれ。2001年に多治見市陶磁器意匠研究所を修了後、岐阜県土岐市にアトリエを構え、2011年から1年間、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員として、アメリカ・マサチューセッツ州にて制作活動を行うなど、国内外を問わず作品を発表している。

 

「Invitation to MATCHA LIFE」は、6月19日(日)まで開催しております。

お近くにいらした際は、是非お立ち寄り下さい。心よりお待ちしております。

 

 

 

Arte Classica | アルテクラシカ。江戸時代及び現代作家の抹茶茶碗を扱う店。

アルテクラシカは、古美術商石黒ギャラリーが根津美術館の向かい側にオープンした、江戸時代(古美術)及び、現代作家の抹茶茶碗を扱うお店です。併せて、現代の生活空間で抹茶を楽しむための、新しいスタイルの茶器・茶筅・柄杓等の取り扱いもしております