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Arte Classica by Ishiguro Gallery

発信奥手の店主

 

よく「良い買い物をした」と言いますが、「良い買い物」って一体どんな事でしょうか❓

 

良いものを「安く」買った時に使ってしまいがちなワードですが、
実は「一生お付き合いできる物との出会い」なのではないか?
と思う出来事が最近ありました。。

 

決して決して安い金額ではないけど、
持っていること・使うことで、なんだか日々がキラキラ✨してくる。

 

ある方は、「自分の格が上がって行く気がする」とも。

 

「良い買い物」って、月日を重ねるにつれ輝きが増していく体験なのかもしれないです。

 

逆を考えたらすぐ分かります。
悪い買い物って、ひどいものを高く買ったり、
または安物買いの銭失いっていうのも後悔しますよね。

 

By the way

 

先日アルテクラシカ店主Iより、ご来店のお客様で店に興味をお持ちくださった方に差し上げるよう、

雑誌penのコピーを渡されました。
店主が今年2月に取材を受けて書かれた記事なんですが、読んでみたらこれがおもしろい!
古美術ビギナーの私にも分かりやすいし、
まだ半年の私が身をもって感じたことがちゃんと書かれています。

 

「これ、掲載されたこと告知したんですか?」と聞きましたら「いや、特に」と素っ気ない。
なんで告知しないんですか!!
・・・と言うわけで、まだ店に若干の在庫ありです。
ご興味おありの方に差し上げておりますので、なくならないうちにぜひご来店下さい。笑

 

今日もアルテクラシカでみなさまのお越しをお待ちしております。

 

M

Arte Classica アルテクラシカ 抹茶茶碗

「Casa BRUTUS 11月号」に掲載されました

 

Casa BRUTUS 11月号(株式会社マガジンハウス)に、アルテクラシカでお取り扱いしている谷村丹後さんの黒竹色糸茶筅(P92)をご紹介いただきました。掲載されているのは、かがり糸がオレンジ色の茶筅です。

 

全部で7色、かがり糸がゴールド・シルバー・ライラック・グリーン・ブルー・ピンク・オレンジ。

 

アルテクラシカ店頭で販売しておりますので、是非お立ち寄りください。

 

Arte Classica アルテクラシカ 抹茶茶碗

Arte Classica アルテクラシカ 抹茶茶碗

センスを研き中

 

先日ブログで店主Iが、センスの研き方について説いていましたが、
私も三井記念美術館の「高麗茶碗」展へ行き、早速実践してきました。

 

自分の感性に素直に、なるべくキャプションを見ずに茶碗を見る、ひたすら見る。
一周目に、いいなと思った茶碗をチェック。
さらに二周目、初めに良かったと思っていたけれど色褪せていくもの、新たに目に止まったものが出てくる。三周目には、第一印象から気に入った茶碗をさらによく観察する。
よくよく観察すると、釉薬のとろんとした熔け具合や形の複雑さ、本では汲み取りにくい景色が見えてきて、より美しさを味わう。

 

感性の声を聞きながら鑑賞するのは、まさにその感覚を味わうことにつながるんだなと感じました。
そして、今まで他の展覧会で美しくエレガントだなと思った茶碗を、改めて今回もいいなと感じ、揺るがず変わらない好みがあることに気付きました。
それを思い返していくと、こういう表情のものが好きなんだと自分なりの好みが見えてきます。

 

これだと思ったものは、より味わい尽くし堪能する。最後にはため息しか出ない。
すごい。いい意味での作為を感じるおしゃれな茶碗を注文した人、それを作った陶工。

そして、大切に愛玩され現在まで伝世していることに。

 

そんな不変的なデザインの茶碗達が一堂に並ぶ展覧会は、何度も足を運び、センスを研ける場。

皆さんも、感性に響く鑑賞法で自分の好みを研いてみてください。
さらに美術品が身近になることでしょう。

 

(A)

Arte Classica アルテクラシカ 抹茶茶碗

美味しい器

 

BSの人気番組・「早川光の最高に旨い寿司」でおなじみの著述家、早川光先生をお招きしてのトークショーが、過日10月4日18時から東京美術倶楽部のアートフェアイベントで行われました。
早川先生は寿司通で有名ですが、『私は利休』などの漫画の原作も手がけ、知る人ぞ知る古美術陶器のコレクターでもあります。

 

トークショーはアルテクラシカ店主のIが司会進行を務め、面白い話をたくさん伺いました。

 

歴史的にお茶というのは戦国時代に大名や武士たちの間で広まり、
当時は主に唐物(中国渡来)の道具が珍重され使われたもの。
それが徳川の時代になると豊かな町人たちの間にもさらに茶の湯は広まり、
武家社会で大名たちが使っていたものとは違うやきものや食器が使われるようになったそうで、

早川先生の見解では、武士たちが本膳料理で用いていた器と、町人たちの懐石料理の器が混在したのではないかという、そんな中での、懐石の ”刺身皿” としての向付の話でした。

 

茶の湯、とか懐石、となると話は小難しくなるけれど、
要は爆発的に人の心をつかんだ陶器が当時あり、
それが時を経て現代においても、用の美として非常に素晴らしい優れたものである、というお話でした。

 

数百年前に作られた古くて良いもの。美しいもの。
それが今も手に取れる。
しかも、向付も茶碗も名店などでは器として実用に用い、料理やお茶を美しく、また美味しくしている。。。

 

 

早川先生の冒頭の言葉、
「花入も向付も同じです。花入は花を生けてこそ。向付は料理を盛ってこそ。」
そんな風に、存在だけを主張せずに、何かを足した時に完成するもの、という考えが非常に日本的な気がしますね。

 

もっともっと聞いていたい、充実の楽しいトークショーでした。
早川先生、ありがとうございました。

 

ちなみに現在連載中の早川光先生原作の漫画、「茶の湯の時間」(ヤングジャンプコミックス)にはアルテクラシカも登場しています。
ぜひお読みください♪

 

 

M

 

 

センスを研け

「センスを研け」

 

美術業界に入った時に最初に師匠から授かったお言葉だ。
センスを研く❓❓❓
何てありきたりな…と思ったものだが、
今日、これに勝る的を得たアドバイスはない。
なぜなら、センスこそが美術品目利きの芯であるに違いないからだ。
では、センスはどうやって研いたら良いのだろうか?
思うに、その最短の道は「センスの良い物に触れる」事だと思われる。
そんなセンスを研くための絶好の展覧会が始まった。

 

三井記念美術館での「高麗茶碗展」。茶碗だけの展示だ。
高麗茶碗に特化した展示は意外にも関東では初めてらしい。
先日訪問した印象だが、
茶碗と茶碗の距離感が絶妙で、とても見易く、
結構な数を見ているはずなのに、全く疲労感がない。
加えて、配置が生い立ち分類されていて、学術的にも分かり易い。
内容は、いわゆる名品だけでなく、隠れた個人蔵の優品が数多く出展。
既存価値観に頼らない、主催者側の強い意気込みが感じられる。

 

今回は展覧会を通じてセンスを研く、私なりのオススメ鑑賞方法をご提案したい。
先ず、入口で受け取った展示作品リストを片手に、
見た目で気に入った作品番号にだけチェックを入れながら、
一切キャプションを読まずに一周しよう。
キャプションを見ない我慢が肝要だ。
次に今度はチェックを入れた作品だけを、同様にキャプションを見ずにじっくり見ながら2周目。
最後にチェックを入れた作品を必要に応じてキャプションを見ながら3周目。
厳選された作品を見る事によってセンスを研きながら、
既成概念を排除して自分の感性に素直になり、感度を上げる。

 

この方法で今までとは違った感覚が呼び起こされる事を
必ずやご体験頂ける事と思う。

 

三井記念美術館を訪問して、是非ともお試しあれ。

 

(I)

Arte Classica | アルテクラシカ。江戸時代及び現代作家の抹茶茶碗を扱う店。

アルテクラシカは、古美術商石黒ギャラリーが根津美術館の向かい側にオープンした、江戸時代(古美術)及び、現代作家の抹茶茶碗を扱うお店です。併せて、現代の生活空間で抹茶を楽しむための、新しいスタイルの茶器・茶筅・柄杓等の取り扱いもしております